メタルゲージキット TYPE-S
製品解説
2021年に発表したメタルゲージキットの発売から2年。多くの方々からのレビューや、導入検討中の皆様から寄せられた声を参考に今回「TYPE-S」として新作をお届けします。「S」とは何を意味するのか?従来モデルとの違いは?についてを以下に解説します。
キットには以下のものが含まれます
・ステンレス製メインパネル×2
・ニードルキャップ(大・小)
・照明拡散シート
・透過光グラフィックパネル
・専用アクリルスペーサー×2
・指針取外し工具一式
・詳細な取り付けマニュアル
上記のほか、専用緩衝材・専用化粧箱を用いて厳重な梱包の上で発送いたします。説明書には解説動画へのQRコードを掲載しておりますので作業の際の参考にお役立てください
2023年納車までNDロードスター(幌車/RF)のうち、レッドゾーン6800回転スタートの前期型RF以外の全車に適合します。
※2024年1月以降納車の「改良型」には適合しません(開発中です)。最新情報はこちらでご案内しますので宜しくお願いいたします。
スピン処理を施したステンレス(SUS304)プレートを精密に加工したメインパネル(回転計&速度計)ですが、厚みを0.5mmとした上で従来モデルよりも光沢感を高めています。夕暮れ時の鈍い輝き、夜間の街灯反射の趣が従来品とはひと味違います。高級時計・ハイエンドオーディオ機器等にも採用されるマテリアルと加工法により、室内空間に【高い質感】をもたらします。
また、NDロードスターの特徴でもある「鼓動イベント」と「鼓動リング」をメタルゲージでも楽しめるよう、特注加工のオプションをご用意しています。
速度計内の各表示灯部分にはパイロットランプを採用しています。メカニカルな風合いを醸し出すとともに、古き良き時代の郷愁を現代に蘇らせる【ネオ・クラシカル】の趣があります。標準仕様のレンズ部分はスモーク色となり、「発光した時にだけ色が出る」ようになっています。なお、発光していないときにもパイロットランプらしい昔ながらの風合いを楽しめるようにカラーレンズオプションの設定もご用意しております。ぜひお好みに応じてお選びくださいませ。
アルミを精密に加工した逸品です。C面を鏡面としたことにより、夜間の街灯がさり気なく反射し、妖しく美しい一瞬をお楽しみいただけます。これら仕様に関しては従来モデルから変更はありませんが、今回のTYPE-Sではブラックへの変更が「オプション」となりますので予めご了承ください。
これまで標準液晶用のみの設定でしたが、今回のTYPE-S発売に際してTFT液晶対応のカバーパネルを新規開発しました。できるだけ金属部分を残すべく思案した結果、左端の道路標識表示部分(インフォーメーションセレクター部分)をスリット処理としています。その他、右側や中央上部のスリットに関しては実際に装着されたみなさまが日常の中で「こういう意図があったのか!」という発見をしていただきたいのでここでの解説は割愛します。
今回のTYPE-Sにおいては、標準液晶用もTFT液晶用も「メーター全体の統一感」という意味でこの液晶カバーを同時装着されることを強くお勧めします。ご予算の関係で泣く泣く…という方以外はぜひご用命ください。
純正では雑然と並んでいるだけの警告表示アイコンを新たにデザインし直して再配置しています。車体アイコンをロードスターのシルエットに変えるなどの遊び心もRSプロダクツのこだわりのひとつです。
また従来モデル同様、カラードレイヤーを用いて照明色の変更が可能です。なおTYPE-Sで設定している「鼓動リング発光用スリット追加」のオプションにおいて、リング部分だけをカラー変更するなどオーナー様のお好みにカスタム可能ですので、ご希望の方はぜひトライしてみてください。
ステンレスのメインパネル部分と、フォント・スケールの意匠部分(グラフィックパネル)を分離したことにより、将来的に新たな意匠の製品を発表する際にはグラフィックパネルのみの単品販売も行い、最低限の費用で新モデル(新デザイン)へとアップデートしていただくことができます。
今回のTYPE-Sを購入いただけば、今後「着せ替え感覚」でメーターの雰囲気を変更できるようになるのです(デザイン頑張ります)。
NDの場合、NAなどとは違いメーターを取り外すのに「ひと手間」かかります。ただ、作業自体は単純ですので、丁寧に進めていただければどなたでも美しく装着可能です。同梱の説明書では写真を多く用いて詳しく解説しておりますし、解りづらい工程に関しては動画(QRコードから再生可能)でも解説しております。また、万が一の不具合、破損などの際にも最後まで責任を持ってサポートさせていただきますのでどうかご安心下さい(名古屋までお越しくださればRSプロダクツでも施工いたします。もし心配な場合はご相談下さい)。
Second:
「もう一つ」のメタルゲージ
Shiney:
新素材の「光沢のある・煌々とした」
Simple:
フォントやスケールの「シンプルさ」
Superior:
「より優れた」意匠
主だったところはこの4つ。ちなみに、開発コードがそのまま製品名になった初めての例です。
できるだけ多くのNDオーナーさんにこのTYPE-Sを愉しんでもらえることを心から願っております。ぜひあなただけの「S」を発見してください。
Twiiterなどの開発情報をご覧になった多くの方々よりDMで質問を頂戴しております。未回答のままだったものも含め、ここで皆様にご案内いたします(いただいたメッセージそのものの転載もあります事をどうかご了承下さい)。また下記以外の質問事項への回答はこちらのページの後半でもご案内しております
なお、今後この項目は随時追記・更新していきますのでDM等お問い合わせ頂く前にまずここで最新情報のご確認をお願い致します。
購入は決定なのですが、自分で取り付けできるか不安です
回答:NAのように運転席での作業だけでメーターを外せないのがNDの難点と言えます(逆に言うと、マツダさんがドイツ車並みのインパネ構造にしたんだなあと僕個人的には感心した部分です)。しかし上の説明でも書きましたが、作業自体は単純なものの連続です。動画では僕自身がサクサクと作業していく様子を収録していすので、それを見て「自分にもできそう!」と自信を持っていただけたら嬉しいです。
とにかく欲しいのですが、受付開始日にすぐに完売してしまうことはありますか?
回答:予定数(標準液晶用・TFT液晶用それぞれ30セット程度)に達した場合は一旦受付を停止します。
メーターの積算距離はリセットされますか?車を手放すときに影響は?
回答:メーターユニットは純正をそのまま使用し、電気的な加工は一切ないので積算距離などの車両データには影響はありません。また、純正への復帰も容易ですので、万が一お車を手放される際にも安心です。
車検は問題ないですか?
回答:弊社が運営する他ブランドを含めると、1999年の初期製品から現在に至るまで数千基のメーターを販売して参りましたが、不適合判定との事例報告はございません。実際には過去、何度か検査官の方から問い合わせを受けたことがありましたが、道路運送車両法上(及びUNレギュレーション)上の解釈に関する弊社法務部門作成の文書を提出することで適合判定を受けております。ただし、万が一のため、取り外した純正表示盤は大切に保管しておくことをお勧めします。
タコメーターが2桁表示なのはなぜ?
回答:1000回転単位ではなく500回転単位で回転数を瞬時に読み取りたい・把握したい、というとてもストイックな昔の英国車のメーターへのオマージュであり、もちろん実用性も込めた意匠として採用しています(「タコメーター 2桁」とか「タコメーター RPM100」などで画像検索すると諸々ご納得いただけるのではないかと思いますのでぜひ)。
前期型RFの場合、レッドゾーンが6800 回転からなのですが対応策はありますか?
回答:残念ながらTYPE-Sでは対応製品のご用意がありません。従来モデルをご用命ください。
クルーズコントロールなど、装備されていない車両は?
回答:パイロットランプ部分の警告灯の内容で、装備自体がない車両もあるかと思います。全車対応として設計したため、装備がない車両の場合は「ダミーランプ」となり発光もしません。(そもそも基盤にLEDが存在しません)。
パイロットランプ部分のLDWS/BSMとは?
回答:LDWSは“Lane Departure Warning System”の略で「車線逸脱警報システム」を指し、BSMは“Blind Spot Monitoring ”の略で「ブラインド・スポット・モニタリング(死角情報警告)」を指します。
妻に内緒でコッソリ購入したいのですが…
そのような場合もどうかひとりで悩まずに万事お任せください。ヤマト営業所止めはもちろん、品名欄に「生活雑貨」「社会派ドキュメントDVD全集」などと記入して発送が可能です(あくまで一例)。ちなみに、奥様に内緒で購入まで達成したとしてもメーターが劇的に変身してしまうのですぐバレると思います。その際はうまく誤魔化してください(「元からこうだった」とか「気づいたらこうなっていた」など)。
「速度計に不具合が出た」という報告を耳にしましたが
速度計の不具合(芯抜け事例)に関しては既に対策済みです。詳細はこちらにてご案内しておりますのでご覧くださいませ。
オーダー専用ページより承ります。当ページの解説をご熟読いただいて、ご自身のNDのコクピットにふさわしい仕様を吟味していただけるととても嬉しいです。
また、最新情報やこのページの加筆修正に関するアップデートはX(旧Twitter)の公式アカウントにて告知いたします。特にアカウントをお持ちでなくても閲覧可能ですので是非そちらも定期的に覗いてもらえますよう宜しくお願いいたします。
Twitterアカウント⇒@RSPRODUCTS
以上、長文にお付き合い下さりありがとうございました。多くのNDオーナーさんに今回の製品を楽しんでいただきたいと思っております。引き続き、どうぞ宜しくお願いいたします。
RSプロダクツ代表 ハタナカマコト